※本記事は2019年版の情報になります。
2020年公募版は↓ご覧ください。
(3)事業化面
技術面では開発そのものに対する質問が主な論点でしたが、事業化面では、事業化を目指していくにあたっての質問に移ります。ユーザーやマーケットの把握、価格設定や競合比較、収益性など、技術面とは違い、よりマーケティング的な側面からの質問が多くなっているのが特徴です。
①事業化のための体制や財務状況からの実現可能性
財務状況に関してはここで初めて出てきた質問ですが、「事業化のための体制」については、技術面④でも同類の問いがありました。、どう整理していくべきか、少々やっかいです。
これらの捉え方も含め、詳細を説明しています。
②市場ニーズやユーザー、マーケットの把握
事業化面②では、市場やターゲットユーザーに対する問いとなっています。
審査項目に出てくる具体的なキーワードは「市場ニーズ」「ユーザー」「マーケット」「市場規模」
事業開発にあたり、想定しているターゲットや市場規模を頭に入れておくのは当然のことですが、いざ紙に落としていくとなると戸惑いそうです。
③収益性や優位性、スケジュールの妥当さ
事業化面③では、価格や性能面における優位性や収益性と、事業化までのスケジュールが問われています。
前半部分と後半部分では、全く論点が異なるので2つに分けて説明しています。
④費用対効果(投入額に対する売上や収益)
事業化面④では、補助金の投入額に対してどの程度の収益を見込んでいるのかが問われています。
元々、ものづくり補助金は経常利益年率1%、付加価値額年率3%を達成する計画策定が前提となっていますが、その基準を満たした上でどのように表現していくべきかについて説明しています。