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(3)事業化面_④補助事業の費用対効果とは?

事業化面の最後は費用対効果に関する問いです。

 

補助事業として費用対効果(補助金の投入額に対して想定される売上・収益の規模、その実現性等)が高いか

 

新事業の収益論点を明確に抜き出て表現する

この審査項目では、

 

補助金の投入額に対して想定される売上・収益の規模、その実現性等

 

が問われていますから、そこを押さえた収益計画を示していく必要があります。

例えば、収益計画に関しては以下のような書き方が考えられます。

この例では、新設備の導入で、外注費削減によるコスト削減が見込めることと、新規案件が増加し売上が増加することを端的に示しています。

この表を見れば、審査論点である「新事業による売上と収益の規模」がどの程度かについて、概ね把握できると思います。

算出根拠は事実を基に、悲観的観測も加味する

ただ、これだけではもう一つの審査の論点である、「実現可能性」が抜けていますので補足する必要があります。

例えば、上に挙げた表であれば以下のような記載が考えられます。

算定根拠
    • No3.外注削減額:現時点で毎年5,000千円発生。新設備の導入により、徐々に切り替える。
    • No9.既に紹介などで引き合いが来ており、1年後の10件は見通しがついている。営業マンの●を主担当とし、●エリアへ集中的に営業を開始することで年間10件ずつ顧客を増加させる

    「実現可能性」が論点となっていますから、「その数値が達成できる根拠」を記載していく必要があります。この根拠ですが、書き方のポイントとして考えられるのは以下です

    1. 事実に基づいている
    2. 楽観的ではなく悲観的に計算している

    前者については、
    図で挙げた事例でいうと、例えばNo3記載の「現時点で毎年5000千円発生」がこれにあたります。

    また、後者については、極力固めの算定をしていることをアピールしておいたほうが心象的にも良いと思います。

    特に新規事業計画で収益シミュレーションを行う場合、「楽観的・中立・悲観的」の3パターンを作成することが望ましいと言われています。

    新たな事業ですから、算定自体は難しいものになりますが、そのような中で「悲観的」なパターンにおいて十分事業として成立することがわかれば、前に進みやすいものです。

    また、審査員視点に立っても、「固めにみてこの数字なら」という視点に切り替わると思います。

    (3)事業化面④補助事業の費用対効果のまとめ

    本項目では、

    補助事業の費用対効果(補助金の投入額に対して想定される売上・収益の規模、その実現性等)が高いか

    が問われていました。結論的には何かしらの計数計画を挿入したほうがよいでしょう。

    まとめ
    • 収益シミュレーションを入れ、解りやすく新事業の収益予測を記載する。
    • 収益シミュレーションでは、3年~5年を想定した新事業の論点となる数字を入れていき、簡潔に表現する
    • 各数値については、必ず根拠を記載していく
    • 根拠の書き方としてのポイントは、1.事実を書く2.固めの試算であることをアピールする

    収益予測については見えない部分が多いとは思いますが、審査論点で問われている、「実現可能性」のアピールが非常に重要になります。
    解りやすく伝えつつ、「実現可能性」を上手く伝えていくことがポイントですね。

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